ねこねこ幼女の愛情ごはん～異世界でもふもふ達に料理を作ります！～
「ごちそうさまでした！」

「エリナは天才！」

「異議なし！」

　食後のご挨拶が変であったが、満腹になった３人は気にしなかった。

「あと２、３枚あっても良かったな」

「ルディさん、お腹がぽんぽこりんで、お仕事できなくなっちゃいますよ」

「そうか、それなら、夕飯の時にはカツを３枚にしてもらおうかな」

　瞳をキラキラさせるルディに、エリナは『え、夜も食べるの？』とは聞けなかった。

　ミメットは、なるほどと頷いた。

「仕事や訓練で体力を使う騎士には、肉が３枚でもいいかもしれないね。もちろん、パンも多めにつけるけど」

「そうだな。このミルクスープがあれば、パンも５、６個は食べられるぞ」

「そんなに！？」

　エリナは驚いたが、考えてみると、身体が大きく筋肉質な獣人は、消費カロリーも多いのだ。
　ちなみに、小さな子猫であるエリナも、ミメットやルディと同じ量のカツレツ定食を美味しくたいらげている。
< 70 / 209 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop