ねこねこ幼女の愛情ごはん~異世界でもふもふ達に料理を作ります!~
大盛況
「さあ、新『青弓亭』の開店だよ」
開店前の掃除が終わると、せっかくだからとお揃いのエプロンを買ってきて身につけたミメットとエリナは、猫耳をピンと立てて気合を入れた。
キジトラの耳と白い耳を立てて並ぶふたりの猫の姿は、とても可愛らしかった。とびきり可愛い子猫のエリナはもちろん、きっぷのいい若い娘猫のミメットも、なかなかの器量良しなのだ。
「姉さん、ちょっと緊張してきちゃったんですけど……」
「大丈夫だよ。今夜のお客さんはみんな身内だからね。それに……」
開店前だというのに、ルディが早々とやって来て店に入った。
「準備はどうだ? 今夜はエリナの初仕事だからな、トラブルがないように俺が見張っていてやる」
「ほらね。ルディがいれば、大抵の問題は片付くのさ」
ミメットは、店の端に立って腕組みをし、きりっと前をにらんでいる狼隊長を見て、くすくす笑いながらエリナに言った。
「気のいいお兄さんたちに、ごはんを作ってやるっていうくらいの気持ちでいいんだよ」
「ん、わかりました」
エリナは頷きながら(ルディさんは、ちゃんと警備隊のお仕事をしてるんだろうか)と不思議に思うのだった。
開店前の掃除が終わると、せっかくだからとお揃いのエプロンを買ってきて身につけたミメットとエリナは、猫耳をピンと立てて気合を入れた。
キジトラの耳と白い耳を立てて並ぶふたりの猫の姿は、とても可愛らしかった。とびきり可愛い子猫のエリナはもちろん、きっぷのいい若い娘猫のミメットも、なかなかの器量良しなのだ。
「姉さん、ちょっと緊張してきちゃったんですけど……」
「大丈夫だよ。今夜のお客さんはみんな身内だからね。それに……」
開店前だというのに、ルディが早々とやって来て店に入った。
「準備はどうだ? 今夜はエリナの初仕事だからな、トラブルがないように俺が見張っていてやる」
「ほらね。ルディがいれば、大抵の問題は片付くのさ」
ミメットは、店の端に立って腕組みをし、きりっと前をにらんでいる狼隊長を見て、くすくす笑いながらエリナに言った。
「気のいいお兄さんたちに、ごはんを作ってやるっていうくらいの気持ちでいいんだよ」
「ん、わかりました」
エリナは頷きながら(ルディさんは、ちゃんと警備隊のお仕事をしてるんだろうか)と不思議に思うのだった。