ねこねこ幼女の愛情ごはん~異世界でもふもふ達に料理を作ります!~
『ええ、そうなのです。このクー・シーはこう見えても強い力を持つ妖精ですので、命を失う、すなわち消滅するようなことになると、周りに大変な影響を及ぼしてしまうのですわ』
そう言うと、美女は背中から薄くて半透明な羽を出して羽ばたかせた。
『そうなると、わたくしの力でも惑星『地球』の消滅を止めることができませんでした』
「うわあ……」
あまりのことに言葉を失っている江理奈に、美女は言った。
『わたくしの名は『運命の輪』と申します』
「あ、わたしは佐野江理奈です。フォーチュナさんも、もしかして、妖精さんなのですか?」
『はい。妖精のまとめ役を担っております』
ふたりの足元で、子犬がきゅーんきゅーんと鳴いている。
『そして、これは犬の妖精の『クー・シー』と言います。クー・シー、頭をお上げなさい』
『はい……』
どう見ても白い子犬であるクー・シーは、顔を上げると二本足で立ち上がり、耳をぺたんとさせて情けない顔をした。
そう言うと、美女は背中から薄くて半透明な羽を出して羽ばたかせた。
『そうなると、わたくしの力でも惑星『地球』の消滅を止めることができませんでした』
「うわあ……」
あまりのことに言葉を失っている江理奈に、美女は言った。
『わたくしの名は『運命の輪』と申します』
「あ、わたしは佐野江理奈です。フォーチュナさんも、もしかして、妖精さんなのですか?」
『はい。妖精のまとめ役を担っております』
ふたりの足元で、子犬がきゅーんきゅーんと鳴いている。
『そして、これは犬の妖精の『クー・シー』と言います。クー・シー、頭をお上げなさい』
『はい……』
どう見ても白い子犬であるクー・シーは、顔を上げると二本足で立ち上がり、耳をぺたんとさせて情けない顔をした。