ねこねこ幼女の愛情ごはん～異世界でもふもふ達に料理を作ります！～

　隊長とマイクの姿を見て、空気の読める黒豹と熊の獣人は素早くマイクと同じテーブルに着いた。そして、即座に注文をする。

「俺も、その定食を大盛りで頼む」

「俺も大盛りだ」

「はーい、定食大盛り三丁！」

　ミメットが威勢良く注文を受けると、エリナと共に調理を開始した。

「これは、予想外に楽しみだな」

「あの茶色い食べ物は初めて見たけど、サファンとキーガスがあんなに食らいついているから、期待ができそうだ」

　がつがつと夢中で定食を食べる狐と虎を見た３人は（これは匂いだけでなく味もイケそうだな）と迷わずに大盛りを頼んだのだ。

「その後でいいから、俺も大盛りを頼む」

　味見隊長のルディも、注文すると手近なテーブルに着いた。
　彼が見張りの任務を終えて客になったところを見ると、どうやらこれで予定されていた今夜の全部の客が来たらしい。