ねこねこ幼女の愛情ごはん~異世界でもふもふ達に料理を作ります!~
『僕をかばって、代わりに江理奈さんの身に危険が……本当に申し訳ありません』
こてんとお辞儀する姿が可愛らしくて、江理奈は思わず「むふん」と変な声を出してしまい、あわてて咳払いをしてごまかしてから言った。
「クー・シーちゃん、そんなに気にしないでいいんだよ。わたしの人生が終わってしまったのは……モフモフたちを堪能できずに終わってしまったのは残念だけど、その代わりにあなたを助けることができたし、地球が壊れるのを防ぐこともできたんでしょ? だからいいの。わたしは納得してあの世に行くよ」
『江理奈さん……』
クー・シーがきゅうんと鳴いた。
『まあ、なんて崇高な心の持ち主なのでしょう!』
フォーチュナも羽を羽ばたかせて感動の面持ちで江理奈を見つめる。
『江理奈さん、ありがとうございます。けれど、江理奈さんは亡くなったわけではありません。ええ、わたくしはこのままあなたが逝かれるようなことにはいたしませんわ。運命を司る妖精として、あなたには別の世界で新しい人生を送っていただけるよう尽力させていただきます』
「新しい人生を?」
もう死んでしまって、天国に行くとばかり思っていた江理奈は、目をぱちくりさせた。
こてんとお辞儀する姿が可愛らしくて、江理奈は思わず「むふん」と変な声を出してしまい、あわてて咳払いをしてごまかしてから言った。
「クー・シーちゃん、そんなに気にしないでいいんだよ。わたしの人生が終わってしまったのは……モフモフたちを堪能できずに終わってしまったのは残念だけど、その代わりにあなたを助けることができたし、地球が壊れるのを防ぐこともできたんでしょ? だからいいの。わたしは納得してあの世に行くよ」
『江理奈さん……』
クー・シーがきゅうんと鳴いた。
『まあ、なんて崇高な心の持ち主なのでしょう!』
フォーチュナも羽を羽ばたかせて感動の面持ちで江理奈を見つめる。
『江理奈さん、ありがとうございます。けれど、江理奈さんは亡くなったわけではありません。ええ、わたくしはこのままあなたが逝かれるようなことにはいたしませんわ。運命を司る妖精として、あなたには別の世界で新しい人生を送っていただけるよう尽力させていただきます』
「新しい人生を?」
もう死んでしまって、天国に行くとばかり思っていた江理奈は、目をぱちくりさせた。