花のようなる愛しいあなた
◆慶長10(1605)年◆
◇正月◇
慶長10(1605)年。
「羽根突きやるぞーーー!起きろーー!!」
重成の声で千姫と松は目覚める。
千姫たちの部屋の前の中庭で羽根付き大会が今年も始まった。
去年、完姫と由衣と遊んだのも懐かしく思える。
一年ぶりなので、まずは軽く練習。
秀頼が千姫と組んで、重成が松と組んで、羽根に慣れたところで対戦が始まった。
対戦といっても今年は和やかなラリーが続く。
「20回、落とさないのを目標にするぞーー」
「重さんは今年は墨塗らないの?」
松は思い出し笑いしながら言う。
「しねぇよっ!!
あれ、落とすの大変だったんだからなー!?
母上にもめちゃくちゃ怒られるし!!」
みんな墨だらけの重成の顔を思い出して笑い転げる。
「全く、あの姫は!」
みんな完姫を思い出した。
あれから一年か…。
早いなぁ…。
「子供たちーー!
初詣に行きますよーー!!」
遠くから多喜の声が聞こえる。
「はーーーい」
みんなで中庭を後にした。
「羽根突きやるぞーーー!起きろーー!!」
重成の声で千姫と松は目覚める。
千姫たちの部屋の前の中庭で羽根付き大会が今年も始まった。
去年、完姫と由衣と遊んだのも懐かしく思える。
一年ぶりなので、まずは軽く練習。
秀頼が千姫と組んで、重成が松と組んで、羽根に慣れたところで対戦が始まった。
対戦といっても今年は和やかなラリーが続く。
「20回、落とさないのを目標にするぞーー」
「重さんは今年は墨塗らないの?」
松は思い出し笑いしながら言う。
「しねぇよっ!!
あれ、落とすの大変だったんだからなー!?
母上にもめちゃくちゃ怒られるし!!」
みんな墨だらけの重成の顔を思い出して笑い転げる。
「全く、あの姫は!」
みんな完姫を思い出した。
あれから一年か…。
早いなぁ…。
「子供たちーー!
初詣に行きますよーー!!」
遠くから多喜の声が聞こえる。
「はーーーい」
みんなで中庭を後にした。