身代わり王女の禁断の恋
「では、王弟殿下、大后陛下の準備が
整いますまで、こちらへ。」
と残された男性が案内をしてくれる。
「さ、クリスもおいで。」
アルフは、私の手を取り、歩き出した。
私は、一歩歩くごとに、心臓が飛び出しそうなほど、ドキドキした。
大后陛下、どんな方かしら。
緊張のあまり、私がアルフの手をぎゅっと握ると、アルフもぎゅっと握り返して、振り返って微笑んでくれる。
「大丈夫。
母上は、絶対にクリスを気にいるよ。
俺が保証する。」
応接室に案内され、アルフとともにソファに座る。
しばらくして、ノックが聞こえ、先程の男性が扉を開けた。
「大后陛下がおいでにございます。」
男性の後ろから現れたのは、小柄な女性。
わずかにピンクがかったストロベリーブロンドがとてもかわいらしく、私の母よりも若く見える。
私は、立ち上がって挨拶をする。
「初めてお目にかかります。
亡き子爵リヒャルト・フォン・ミュラーの
娘、 クリスティアーネ・ディートリンデ・
フォン・ミュラーにございます。」
「まぁ、綺麗なお嬢さん!
フルーナに本当によく似てるわね。
はじめまして、イザベラ・フォン・
シュルツよ。
イザベラって呼んでね。」
え…
大后陛下を名前で!?
無理!!
私は視線でアルフに助けを求めた。
整いますまで、こちらへ。」
と残された男性が案内をしてくれる。
「さ、クリスもおいで。」
アルフは、私の手を取り、歩き出した。
私は、一歩歩くごとに、心臓が飛び出しそうなほど、ドキドキした。
大后陛下、どんな方かしら。
緊張のあまり、私がアルフの手をぎゅっと握ると、アルフもぎゅっと握り返して、振り返って微笑んでくれる。
「大丈夫。
母上は、絶対にクリスを気にいるよ。
俺が保証する。」
応接室に案内され、アルフとともにソファに座る。
しばらくして、ノックが聞こえ、先程の男性が扉を開けた。
「大后陛下がおいでにございます。」
男性の後ろから現れたのは、小柄な女性。
わずかにピンクがかったストロベリーブロンドがとてもかわいらしく、私の母よりも若く見える。
私は、立ち上がって挨拶をする。
「初めてお目にかかります。
亡き子爵リヒャルト・フォン・ミュラーの
娘、 クリスティアーネ・ディートリンデ・
フォン・ミュラーにございます。」
「まぁ、綺麗なお嬢さん!
フルーナに本当によく似てるわね。
はじめまして、イザベラ・フォン・
シュルツよ。
イザベラって呼んでね。」
え…
大后陛下を名前で!?
無理!!
私は視線でアルフに助けを求めた。