身代わり王女の禁断の恋
「母上、無茶言うな。
母上を名前で呼べるのなんて、父上亡き今、
兄上くらいしかいないだろ。
普通に大后陛下でいいじゃないか。」
うんうん。
私は心の中で頷く。
「ええ!? 嫌よ。
そりゃあ、たまに遊びに来るだけの
お嬢さんならそれでもいいけど、
違うんでしょう?」
大后陛下は思わせぶりにアルフを見る。
「はぁ……… 」
アルフは大きく嘆息してから口を開いた。
「はいはい、ちゃんと言うよ。
俺はクリスと結婚する。
以後、ご承知おきください。」
え、そんな簡単な言い方?
「はい。
かしこまりました。
クリス、よろしくね。」
「は、はい。よろしくお願い致します。」
私は焦って頭を下げるけれど…
ほんとに?
こんな簡単でいいの?
だって、結婚よ?
王位継承権第二位の王弟殿下の結婚よ?
うろたえる私を他所に話は進んでいく。
母上を名前で呼べるのなんて、父上亡き今、
兄上くらいしかいないだろ。
普通に大后陛下でいいじゃないか。」
うんうん。
私は心の中で頷く。
「ええ!? 嫌よ。
そりゃあ、たまに遊びに来るだけの
お嬢さんならそれでもいいけど、
違うんでしょう?」
大后陛下は思わせぶりにアルフを見る。
「はぁ……… 」
アルフは大きく嘆息してから口を開いた。
「はいはい、ちゃんと言うよ。
俺はクリスと結婚する。
以後、ご承知おきください。」
え、そんな簡単な言い方?
「はい。
かしこまりました。
クリス、よろしくね。」
「は、はい。よろしくお願い致します。」
私は焦って頭を下げるけれど…
ほんとに?
こんな簡単でいいの?
だって、結婚よ?
王位継承権第二位の王弟殿下の結婚よ?
うろたえる私を他所に話は進んでいく。