身代わり王女の禁断の恋
アルフは心配そうに私を覗き込む。

「春は皆がいい顔をしないと思うわ。
やっぱり聖霊降臨祭が終わってからで
ないと… 」

「はぁ…
仕方ない。
じゃあ、そのすぐ後の6月の初め。
それなら、いい?」

少し拗ねたようなアルフは、少しかわいい。

「ふふっ
ダメな理由が見つからないわ。」

私が答えると、アルフは途端に顔を綻ばせて、ぎゅっと抱きしめてくれる。


私たちは、2人で仲良く過ごし、これまでにないほど、幸せな1日を終えた。
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