初 恋 砂 時 計 。
prologue
「いってきまーす!」


いつも通り、お母さんに手を振って。


「あ、から揚げ1個しかないのに!もー…。」


いつも通り、友人とご飯を食べて。


「カラオケ?行く行く!」


いつも通り、放課後は遊んで帰る。





そんな毎日が、普通だった。


変わりない毎日だったけど、幸せだった。


明日も明後日も、ずっと続くと思ってたのに…


神様は、不平等だ。


家族とも、友人とも、そして…


初めて出会った、好きな人とも。


もう少しだけ、一緒に居たかった。


貴方と過ごした日々は、まるで砂時計のように


あっという間に過ぎていきました。
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