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靴に履き替えて外に出ると、好きな人の背中を発見。
いたいた〜♩
昔みたいに抱きついちゃう?…
いや、ダメダメ、それはやめておこう。
「凛太くん!」
後ろから凛太くんの制服を引っ張ってひょっこり顔を出してみる。
「うわ!…真美ちゃん!」
「うわって酷い!アハハッ。ビックリした?」
「うん、ビックリ。本当に来てくれると思ってなかった」
「来るに決まってるじゃん」
背中をポンって叩く。
なんだか、懐かしい、この感じ。
「だって、中学の時も高校入ってからも目が合っても何もリアクションしてくれなかった…」
…セナの顔が浮かぶ。
怖い顔。
なぜか、私が違う人と仲良くしてると凄い不機嫌になる。
セナとは中学1年生の時に仲良くなったけど、それから学校ではずっとセナ。
もともと、美人でスタイルが良くて頭がいいセナは学校で有名になるのが早かったけど、人気がなくなるのも早かった。