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人生で初めて告白された。
夢?夢じゃないよね?

「うわあ…まじか。やばっ…俺、真美ちゃんの彼氏?」

空気が抜けたように座り込む凛太くんと呆然とする私。

「私、凛太くんの彼女…」

口にすると甘酸っぱくて胸がいっぱいになった。

信じられない。

「気持ち悪いけど、僕ずっと真美ちゃんのこと見てて…」

「え?気持ち悪い!」

「…えぇ、ごめん。やっぱり?」

「ううん、冗談!」
嬉しいに決まってる。そんなに見られてるなんて知らなかった…。


「真美ちゃんのこと見てて分かったことがあるんだけど…あの隣の女…」

セナのこと?



「真美〜」



セナ…。
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