星が見つめる
「いいのよ。自分の愛娘を捨てられた挙句、私まで捨てられるなんてたまったもんじゃないわ!でしょ?」

酔ってるのか?愛娘なんて初めて言われた。

「今更だけど、捨ててごめんね。母親だなんて思いたくないわよね。って、もう他人なんだっけ」

この人には散々な目に遭わされてた。家に帰る度に、憎いだの消えろだの、死ねだの。最低なイメージしかなかった。
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