君へ、愛の歌
好きになりました。
梅雨の季節。
この季節はむしむしして1番嫌いだ。
鬱陶しい雨の音が雑音を放つ。
音楽室に1人、音を奏でる。
「篠宮、まだ練習してたんだ。」
不意にドアから聞こえた声に肩を跳ねた。
そう言われ、時計を見ると7時を回っていた。
外は1日中暗かった為、全然気づかなかった。
「ごめんね!そろそろ帰るね!」
マイ楽器のフルートをケースにしまう。
片付けを急ぎ済ます。
「一緒帰る?」
予想外の言葉に驚きすぎて、一瞬固まってしまう。
「もう暗いしさ、女の子1人じゃ危ないから。」
〝女の子〟
そのワードに胸が高鳴る。
「奏くんに悪いよっ。大丈夫!」
恥ずかしさを紛らわすように明るく言う。
この季節はむしむしして1番嫌いだ。
鬱陶しい雨の音が雑音を放つ。
音楽室に1人、音を奏でる。
「篠宮、まだ練習してたんだ。」
不意にドアから聞こえた声に肩を跳ねた。
そう言われ、時計を見ると7時を回っていた。
外は1日中暗かった為、全然気づかなかった。
「ごめんね!そろそろ帰るね!」
マイ楽器のフルートをケースにしまう。
片付けを急ぎ済ます。
「一緒帰る?」
予想外の言葉に驚きすぎて、一瞬固まってしまう。
「もう暗いしさ、女の子1人じゃ危ないから。」
〝女の子〟
そのワードに胸が高鳴る。
「奏くんに悪いよっ。大丈夫!」
恥ずかしさを紛らわすように明るく言う。
< 1 / 9 >