君へ、愛の歌
♪ ♪ ♪
通勤ラッシュが過ぎ、いつもより人が少い。
「あそこのパン屋すごい美味しいよ。」
奏の様子はいつものように戻っていた。
会話は止まらず、1時間ほどかかる駅が5分たらずのように感じた。
(奏くんがモテる理由わかるかも。)
大嫌いな雨も丁度止んだ。
「私、この駅で降りるね。ありがと。」
「うん。気をつけてね。」
「バイバイっ。」
「また明日。」
奏が乗った電車が流れて行く。
あの悲しげな顔が忘れられない。
奏が気になる…。
初めての感情だった。
通勤ラッシュが過ぎ、いつもより人が少い。
「あそこのパン屋すごい美味しいよ。」
奏の様子はいつものように戻っていた。
会話は止まらず、1時間ほどかかる駅が5分たらずのように感じた。
(奏くんがモテる理由わかるかも。)
大嫌いな雨も丁度止んだ。
「私、この駅で降りるね。ありがと。」
「うん。気をつけてね。」
「バイバイっ。」
「また明日。」
奏が乗った電車が流れて行く。
あの悲しげな顔が忘れられない。
奏が気になる…。
初めての感情だった。