君の隣でみる夢
でも、もう二度と永遠の声を聴くことができないかもしれないと思うと一度だけ・・・たった一度だけでいいから永遠の声を最後に聞きたかった。


その声を心に刻みたかった。


震える手で永遠に連絡する。

『もしもし?柚葉?』
懐かしい永遠の声に柚葉は自分の口を手で強く覆って泣き声が漏れないようした。
次々に涙があふれて止まらない。

本当は会いたい。触れたい。話したい。抱きしめてほしい。ずっと一緒にいたい。
ずっと永遠の声を聴いていたい。


死にたくない・・・
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