君の隣でみる夢
玄関を開けるとそこにはいつものように玄関に柚葉が座っていた。
「おはよう」
「・・・」
永遠がしゃがんで柚葉にいつものように挨拶をすると永遠が手を差し出す前に柚葉が永遠に手を出した。
柚葉の母は微笑みながらその姿を見ていた。
永遠が微笑みながらその手を握る。
「行こうか」
永遠の言葉に柚葉が頷く。
柚葉の母と永遠は目を合わせた。
頷く反応は初めてだった。
永遠の手に自分の腕をまわして柚葉は散歩へ出発した。
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