君の隣でみる夢
永遠の言葉に反応せず柚葉はアルバムを開こうとする。
柚葉がうまくケースから出せずにいるのをみて永遠は手を差し出す。
永遠の手を少し見つめてから意味を理解した柚葉は、その手にアルバムを渡した。
永遠はアルバムをケースから出し柚葉に渡すと、柚葉は夢中でページをめくり始めた。

そんな柚葉からふと視線を移すと、封筒が落ちていた。
アルバムのケースから落ちた封筒をケースに入れようとしてその封筒に
『永遠へ』と書かれていることに気が付いた。

鼓動が高鳴る。
一瞬にして緊張が走った。

「これ、読んでもいいか?」
隣でアルバムのページを真剣にめくる柚葉に声をかける。
それでも柚葉は気が付かずにアルバムを見ていた。
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