君の隣でみる夢
永遠は次の朝いつもよりも早起きして身支度を整えた。永遠がリビングへ行くと柚葉がパジャマ姿でぼーっと窓から外を見ていた。

「柚葉、おはよう」
永遠が話しかけると少し永遠を見た柚葉は再び外を見た。
「昨日、散歩に行けなかったからね。今日は行けるかしら。」
柚葉の母の言葉に永遠が柚葉の肩をたたく。
自分の方を見た柚葉に、永遠が微笑む。
「柚葉、デートしようか」
永遠の言葉に柚葉は目を輝かせた。
「でも仕事、遅れちゃうわよ?」
「大丈夫です。今日は早く支度できたので。おばさん、おにぎり握ってくれますか?」
永遠の提案に柚葉の母は急いで支度をした。
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