君の隣でみる夢
伝わった・・・。

そして柚葉は永遠に手を差し出す。
その指に永遠が指輪をはめると柚葉は自分の指に輝く指輪をじっと見つめた。

永遠が柚葉の頬に触れる。
柚葉が永遠を見つめると、微笑む柚葉の瞳からはもう一粒の涙が伝った。

その涙を永遠は拭いそっと口づけた。




遠回りばかりだった二人の気持ちがやっとつながる瞬間だった。
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