君の隣でみる夢
父も、突然実家を訪ねた息子になにかを感じたのか、いつも以上に永遠に甘かった。

「今度は柚葉ちゃんと来いよ」
「あぁ」
「里華も会いたがってたわよ?」
「メールする」
「そうしてあげて」
玄関まで両親が見送りに来る。
「永遠」
「ん」
父の言葉に振り返ると父は永遠の頭を思い切り撫でた。
「やめろよ」
照れ臭くて父の手をかわそうとして永遠がよけると母が永遠の手を握った。
「がんばれよ」
「また来てね」
父と母の言葉に永遠は
「ありがとう」
と感謝を伝える。

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