君の隣でみる夢
「永遠」
「どうしたっ!?」
柚葉の声に永遠が飛び起きる。
「ふふっ」
そんな永遠を見て柚葉が笑っていた。

柚葉の姿に永遠がほっとする。
「朝ごはん、食べよ?」
「あぁ」
柚葉は妊娠中期になっていた。

すっかりつわりも収まって、今は体重のコントロールに気を付けている。
「お腹すいたの?」
「うん」
永遠の言葉に柚葉が恥ずかしそうにうつむく。
「いいことだ」
永遠は少しふくらんできた柚葉のお腹に触れた。
「大きくなってる証拠だな」
「うん」
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