君の隣でみる夢
病院へ着き何とか歩いて産婦人科へ向かうとそこには柚葉の両親も永遠の両親も待っていた。
診察室に入ると医師が最終確認を始めた。
「本当に普通分娩でいいんですか?」
これは柚葉と永遠がずっと考えてきたことだ。
柚葉の体の負担を考えて帝王切開にすることも選択肢にあった。でも柚葉がこればかりは譲らなかった。赤ちゃんのタイミングで出産したい。
「私、普通のお母さんになれないかもしれないから。出産だけは普通のお母さんたちが経験するように流れに任せたいんです。」
柚葉の言葉に永遠が付け足す。
「何回も話し合ってきたんです。もちろん状況が変われば帝王切開への切り替えも考えていますがまずは陣痛の進み具合や妻やお腹の子のペースでお産を進めたいんです。」
「わかりました」
永遠は心配を感じながらも二人で決めたことを変えない決断を医師に伝えた。
柚葉が永遠の手を握る。
「大丈夫。私、大丈夫。」
「うん」
柚葉は永遠が心配していることも不安なことも察していた。
だからこそ自分が頑張らないとと思っていた。
診察室に入ると医師が最終確認を始めた。
「本当に普通分娩でいいんですか?」
これは柚葉と永遠がずっと考えてきたことだ。
柚葉の体の負担を考えて帝王切開にすることも選択肢にあった。でも柚葉がこればかりは譲らなかった。赤ちゃんのタイミングで出産したい。
「私、普通のお母さんになれないかもしれないから。出産だけは普通のお母さんたちが経験するように流れに任せたいんです。」
柚葉の言葉に永遠が付け足す。
「何回も話し合ってきたんです。もちろん状況が変われば帝王切開への切り替えも考えていますがまずは陣痛の進み具合や妻やお腹の子のペースでお産を進めたいんです。」
「わかりました」
永遠は心配を感じながらも二人で決めたことを変えない決断を医師に伝えた。
柚葉が永遠の手を握る。
「大丈夫。私、大丈夫。」
「うん」
柚葉は永遠が心配していることも不安なことも察していた。
だからこそ自分が頑張らないとと思っていた。