君の隣でみる夢
「頑張れ~!」


その声が向けられているのはバスケットコートの中央だ。


自分の体と大きさがほとんど変わらないようなバスケットボールを抱えた息子が父の方へおぼつかない足取りで近づく。


「た~た~!」
父を呼びながらとことこと歩く。


そんな息子が足元へ着くと父は息子を軽々と抱き上げた。
キャッキャと笑う息子を抱きながら歩み寄る先には・・・
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