君の隣でみる夢
「少しくらい痛い目にあわないと反省しないでしょ。今日は一日反省してなさい。」
柚葉の母は永遠の両親が帰るのを病院の玄関まで送りに行った。
病室には永遠と柚葉の二人きりになった。
「・・・・・」
二人を沈黙が包み込む。
「痛いか?」
永遠の言葉に
「痛い」
と正直に柚葉が答えると
「だろうな」
と永遠は笑った。
「暇だろ。」
「うん」
「だろうな」
「夜の病院、怖いだろ?」
そういえば前の入院の時も怖がって夜中に永遠にメールしまくっていたと思い出した。
「うん」
「だろうな」
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