君の隣でみる夢
毎年生徒も楽しみにしている行事だった。
今年もその季節がやってくる。体育祭が終わると次の日からは夏休みだった。

余計に生徒の気持ちも盛り上がる。

柚葉は二年連続つなひきに参加していて永遠はリレーに出ていた。

「永遠君、今年はなにに出るんだろうね。女子たちが噂してたよ?応援しようって」
「そう」
「もてるね~」
「ね」
柚葉は永遠ともう一か月近く話していなかった。
朝も帰りも永遠の姿すら見ていない。
連絡も来ていない。
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