君の隣でみる夢
「柚葉~」
夏子に肩をたたかれて柚葉が振り向く。
「今日体育館が4時から使えるんだって」
「練習?」
「もちろん!」
「了解」
柚葉は放課後早めに体育館に移動した。得点版やボールなど用意するものがある。
体育館の扉を開けると中から特進科の生徒が出てきた。
「来たな、ライバル」
その言葉に顔を上げるとそこにはバスケ用のウェアを来た永遠が立っていた。
「!?」
驚いて目を丸くすると永遠はいたずらに笑った。
「俺、今年バスケに参加するんだ。柚葉、マネージャーで出るんだって?」
「バスケに出るの!?」
嬉しそうな柚葉に永遠はうなずいた。
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