君の隣でみる夢
結局決勝戦で永遠のクラスは負けてしまった。
それでもいきいきとボールを追っている永遠の姿は変わらない。

柚葉は永遠との本当の別れ、卒業前にその姿を自分のまぶたにやき付けた。




「おつかれさま」
柚葉の声に中庭で水を飲んでいた永遠が顔を上げる。
「ん」
「残念だったね」
「まぁな」
永遠は汗を流しながらすっきりとした顔をしていた。
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