キンダーガーテン五 ~ここが居場所~
秘密
「愛里ちゃんを心配してて、いいのかな?
いっぱいヤキモチ妬いても良い?
今度は、ゆいちゃんと桃花ちゃんにも
ヤキモチ妬いちゃうかもしれないよ?」
「いいよ。
いっぱい妬いて、俺のことが大好きだって教えて。
愛里ちゃんのことは………
唯ちゃんは…………『唯ちゃんが良い』と思った通りに行動してごらん。
たぶんそれが正解だと思うから。
心配なら、いっぱい気にして見てあげたらいいよ。」
先生はいつだって唯を唯のまま受け入れてくれる。
「ねぇ、先生。
唯の小指が先生と繋がってて、良かった。
ずっとずっと………糸を切らないように大切にしようね。」
小指と小指を絡ませて、指切りしたの。
「唯先生~
桃花ちゃんがお水で遊んでるよ。」
「唯先生、ゆいちゃんがウンチだって!!」
愛里ちゃんのことを、ゆっくり見ていきたいって思ったけど……
現実は
園にすっかり慣れた二人に加え
やんちゃ坊主の拓実君と斗真君が入園して大騒ぎ。
一人バタバタ、園内中を走り回ってるの。
「唯先生~
今度は、拓実君が早弁してるよう!」
教室を覗くと、さっきまで砂場で車を走らせてた拓実君が
持ってきたお弁当片手に満面の笑顔。
「おいちぃ~よ!」
口の周りのケチャップを拭きつつ
「まだ朝だから
お弁当は、もうちょっと後にしようね。」とお片付け。
主任先生にお願いしていた三人を迎えに
拓実君の手を引いて歩いていたら
桜の木の下で、ポツンと体操座りしている愛里ちゃん。
携帯を取り出して先生に連絡を入れる。
ひよこ組を受け持って、あまりに手がかかる為
唯のみ保育中の携帯をオッケーにしてもらったの。
トイレトレーニング中やオムツ替えの時、応援を頼みたいのに
一人で部屋を離れられないからね。
いっぱいヤキモチ妬いても良い?
今度は、ゆいちゃんと桃花ちゃんにも
ヤキモチ妬いちゃうかもしれないよ?」
「いいよ。
いっぱい妬いて、俺のことが大好きだって教えて。
愛里ちゃんのことは………
唯ちゃんは…………『唯ちゃんが良い』と思った通りに行動してごらん。
たぶんそれが正解だと思うから。
心配なら、いっぱい気にして見てあげたらいいよ。」
先生はいつだって唯を唯のまま受け入れてくれる。
「ねぇ、先生。
唯の小指が先生と繋がってて、良かった。
ずっとずっと………糸を切らないように大切にしようね。」
小指と小指を絡ませて、指切りしたの。
「唯先生~
桃花ちゃんがお水で遊んでるよ。」
「唯先生、ゆいちゃんがウンチだって!!」
愛里ちゃんのことを、ゆっくり見ていきたいって思ったけど……
現実は
園にすっかり慣れた二人に加え
やんちゃ坊主の拓実君と斗真君が入園して大騒ぎ。
一人バタバタ、園内中を走り回ってるの。
「唯先生~
今度は、拓実君が早弁してるよう!」
教室を覗くと、さっきまで砂場で車を走らせてた拓実君が
持ってきたお弁当片手に満面の笑顔。
「おいちぃ~よ!」
口の周りのケチャップを拭きつつ
「まだ朝だから
お弁当は、もうちょっと後にしようね。」とお片付け。
主任先生にお願いしていた三人を迎えに
拓実君の手を引いて歩いていたら
桜の木の下で、ポツンと体操座りしている愛里ちゃん。
携帯を取り出して先生に連絡を入れる。
ひよこ組を受け持って、あまりに手がかかる為
唯のみ保育中の携帯をオッケーにしてもらったの。
トイレトレーニング中やオムツ替えの時、応援を頼みたいのに
一人で部屋を離れられないからね。