キンダーガーテン五 ~ここが居場所~
「合格!
次からもこの調子で頑張ってね。
悠人の食べたいもの?
アイツが勝手にヤキモチ妬いて、唯は一人ぼっちだったんでしょ!
それなのに食べたいものって…………。
甘やかしたらダメよ!!」
お姉ちゃんが厳しい事を言う後ろから。
「こらっ、誰が勝手に出てるの?
これは俺の携帯でしょう?
はい、貸して。」って………。
お姉ちゃんの手綱をしっかり握ったお兄さんに代わったの。
「明日になったね。
もうちょっと甘えてくれると……嬉しかったんだけど。
まぁ、それは追い追いね。
それで?」って………。
美香お姉ちゃんの手綱といい…………
お兄さんって………怒らせちゃいけない人だった??
『追い追いね』っていう恐ろしい想像が浮かぶ言葉を
聞かなかった事にして………。
さっき美香お姉ちゃんには伝えたけど
お兄さんにはまだ伝わってない言葉を、もう一度伝える。
「明日、悠君が帰って来た時に何が食べたいか分からなくて………。
買い出しに行く前にヒントがあると助かるって思って電話しました。
悠君って……………
この二週間、何処でどんな事をしてたんですか?」
夜はここの駐車場に車を停めて、唯の側に居てくれたけど。
昼間何処でどうしてたのかは分からない。
「何処に居たかは…………。
初めは北海道。
途中恩情をもらってからは………健人の所。
昼間は、健人の下でサラリーマンしてた。」
えっ?!
健人さんって………悠君の弟さんの?
健人さんのお手伝いって事は………お父さんの会社のお手伝い?
いつもポロシャツやTシャツとデニムパンツという
動きやすい服装ばかりだから。
スーツ姿でお仕事してたって聞いて、ちょっと見たかったなぁって
残念に思うの。
お家から出勤だったら、写真撮れたのにな。
「プッ!
悠人のスーツ姿の写真が欲しいなんて思うのは、唯ちゃんだけだよ。
夕ごはんの事といい、悠人は良い子を見つけたよ。
その可愛いさに免じて
お仕置きは、止めてあげようかなぁ~」
恥ずかしい~
どうやら、また声に出していたみたい。
けど…………お仕置きって…………。
追い追いねって………そういうことだったんだ…………。
お兄さん…………いや………『お兄ちゃん』に対する態度を変えないと………。
次からもこの調子で頑張ってね。
悠人の食べたいもの?
アイツが勝手にヤキモチ妬いて、唯は一人ぼっちだったんでしょ!
それなのに食べたいものって…………。
甘やかしたらダメよ!!」
お姉ちゃんが厳しい事を言う後ろから。
「こらっ、誰が勝手に出てるの?
これは俺の携帯でしょう?
はい、貸して。」って………。
お姉ちゃんの手綱をしっかり握ったお兄さんに代わったの。
「明日になったね。
もうちょっと甘えてくれると……嬉しかったんだけど。
まぁ、それは追い追いね。
それで?」って………。
美香お姉ちゃんの手綱といい…………
お兄さんって………怒らせちゃいけない人だった??
『追い追いね』っていう恐ろしい想像が浮かぶ言葉を
聞かなかった事にして………。
さっき美香お姉ちゃんには伝えたけど
お兄さんにはまだ伝わってない言葉を、もう一度伝える。
「明日、悠君が帰って来た時に何が食べたいか分からなくて………。
買い出しに行く前にヒントがあると助かるって思って電話しました。
悠君って……………
この二週間、何処でどんな事をしてたんですか?」
夜はここの駐車場に車を停めて、唯の側に居てくれたけど。
昼間何処でどうしてたのかは分からない。
「何処に居たかは…………。
初めは北海道。
途中恩情をもらってからは………健人の所。
昼間は、健人の下でサラリーマンしてた。」
えっ?!
健人さんって………悠君の弟さんの?
健人さんのお手伝いって事は………お父さんの会社のお手伝い?
いつもポロシャツやTシャツとデニムパンツという
動きやすい服装ばかりだから。
スーツ姿でお仕事してたって聞いて、ちょっと見たかったなぁって
残念に思うの。
お家から出勤だったら、写真撮れたのにな。
「プッ!
悠人のスーツ姿の写真が欲しいなんて思うのは、唯ちゃんだけだよ。
夕ごはんの事といい、悠人は良い子を見つけたよ。
その可愛いさに免じて
お仕置きは、止めてあげようかなぁ~」
恥ずかしい~
どうやら、また声に出していたみたい。
けど…………お仕置きって…………。
追い追いねって………そういうことだったんだ…………。
お兄さん…………いや………『お兄ちゃん』に対する態度を変えないと………。