放課後の続き
新たな時間

同居

「ソファーは、こっちで………
テレビは………
はぁちゃん、何処にする?」

二人でお互いの気持ちを確認した

久しぶりの再会から4日。

かなと俺は、俺の家のソファーで寛いでいる。

直ぐに突入したゴールデンウイークに合わせ

里帰りしたかなは………。

同居に向けて話し合うと言って、俺の家に入り浸ってるんだ。

ゴールデンウイーク明けから、小学校の保健室に勤める俺に合わせ。

それと同時に寮を出て同居を考えているかなは

新居の家具の配置に大騒ぎだ。

ホント、数日前まで別れてたのが嘘みたいだ。

「ねぇ、多岐さん達が一緒なんだよね?
嬉しいねぇ~
お料理、いっぱい教えて貰おう!
お料理上手な奥さんになるよぅ~」

一人想像してキャッキャ、キャッキャとはしゃいでいるが…………

正直に言うと、俺の方が料理は出来るんだよなぁ。

医者って、元々細かい作業が得意じゃないと無理だし。

小さい時から、多岐さんと一緒にいれば

嫌でも覚えて来る。

まぁ、大学生の間は多岐さんと一緒に同居だけど……

仕事を始めたら同棲するつもりだから

それまでに俺の料理の腕を披露しようかな?

「はぁちゃん、ズルい!」って拗ねるんだろうな。

ニヤニヤ笑いながら、かなを見ていたら。

「なんかイヤらしい顔!
はぁちゃん、エッチな事を考えてた??」って。

………………失礼な!
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