放課後の続き
「かなはその時、何を思ってた?
俺達二人を見て、可笑しい以外………
何も感じなかった?」
俺達だけ恥をかかされるのもシャクだから
本音の部分を聞いてみた。
あの頃は、誠次が好きだと思い込んでいて…………
かなの気持ちに、変化が出てるなんて
想像すらしなかったからなぁ。
「私は………
ホントは、ちょっと悔しかったんだ。
どうして素直に、はぁちゃんの手を繋がなかったんだろうって。
そうしてたら
楽しそうな想い出は、私だったのにって…………。
もしかしたら…………本当は………
桜や玲奈に言われる前に、
はぁちゃんを好きな自分に気づいてたのかも。
ただ、ずっと誠ちゃんを好きだった自分が邪魔をして
気づかないふりをしていたのかもなぁ。
だから恥ずかしくて、手を振りほどいちゃったのかもね。」
ちょっとからかうつもりだったのに………。
思わぬ素直な告白が聞けて、嬉しくなった。
「だったら、今日はあの日の分を取り戻そうな。
手を繋いでアイスを食べて
一緒に観覧車やジェットコースターに乗って………
お揃いのお土産を買って。」
「えっ?!
それって、次の日の『デート』でやったよねぇ??」
確かにやったよ。
でもそれは………
玲奈ちゃんのお膳立てのデートだろう?
手を繋がないで後悔した日のデートじゃないと………
意味がない。
だってこの旅行は、後悔しないように
自分の気持ちに素直になることが目的だから。
かなが心に抱えてる思いを、引き出せないと
来た意味がないんだ。
俺達二人を見て、可笑しい以外………
何も感じなかった?」
俺達だけ恥をかかされるのもシャクだから
本音の部分を聞いてみた。
あの頃は、誠次が好きだと思い込んでいて…………
かなの気持ちに、変化が出てるなんて
想像すらしなかったからなぁ。
「私は………
ホントは、ちょっと悔しかったんだ。
どうして素直に、はぁちゃんの手を繋がなかったんだろうって。
そうしてたら
楽しそうな想い出は、私だったのにって…………。
もしかしたら…………本当は………
桜や玲奈に言われる前に、
はぁちゃんを好きな自分に気づいてたのかも。
ただ、ずっと誠ちゃんを好きだった自分が邪魔をして
気づかないふりをしていたのかもなぁ。
だから恥ずかしくて、手を振りほどいちゃったのかもね。」
ちょっとからかうつもりだったのに………。
思わぬ素直な告白が聞けて、嬉しくなった。
「だったら、今日はあの日の分を取り戻そうな。
手を繋いでアイスを食べて
一緒に観覧車やジェットコースターに乗って………
お揃いのお土産を買って。」
「えっ?!
それって、次の日の『デート』でやったよねぇ??」
確かにやったよ。
でもそれは………
玲奈ちゃんのお膳立てのデートだろう?
手を繋がないで後悔した日のデートじゃないと………
意味がない。
だってこの旅行は、後悔しないように
自分の気持ちに素直になることが目的だから。
かなが心に抱えてる思いを、引き出せないと
来た意味がないんだ。