放課後の続き
「……………………。
………………………………………兄貴のこと?」

観念したのか………

喫茶店のマスターとかなの見合いのことを

やっと話す気になったようだ。

「あぁ。」

「それで、そんなに機嫌が悪いの??」

それで!?

当たり前だろう!

かなは、離れているが

別れた訳じゃない!!

今でも俺の婚約者だ!!

イライラがピークに達した俺に

「そんなに、兄貴のことが大切なんだ………。」と驚いていた。

はぁ~っ?!

兄貴が大切??

コイツは、アホか????

お前の兄貴が大切な訳がないだろう!

大切なのは『かな』だ!!

バカにした俺の顔を、マジマジと見てるマスター。

………………………………………………………????

お互い、話しが噛み合ってないことに気づき…………

「「何の話し???」」と聞き返した。
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