放課後の続き
「がむしゃらに見えなかったのは…………
はぁちゃんが、大好きだからだよ。
子供だとあきられたくなかったし
離れて『淋しい』と泣かなかったのも………
駄々を捏ねて困らせて、嫌われたくなかったから。
はぁちゃんと別れた時は………
誠ちゃんの時とは比べ物にならない程泣いたし。
幼稚園に勤める為に離れた時は
はぁちゃんには内緒で………
コッソリ帰って、逢いに行ってたの。」

思いもよらない告白だった。

「二人して………相手を思い過ぎて遠回りしてたんだな。」

俺の呟きに

「もう『大好き』って出して良いんだよね。
だって………
私は、はぁちゃんのだもんね!!」

こんな可愛いこと言われたら………

明日から新婚旅行に出発だから、我慢しようと思ってたけど

………………止めた!!

「かな!
大好きだよ~」

いっぱいキスして

いっぱい抱きしめて

俺のだって………実感した。
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