放課後の続き
電話を切り、水を取ると…………

再びベットに腰かけた。

「………………………。」

「…………………………。」

お互い、何から話せばいいのか………戸惑い。

声を、発することができない。

「………………………はぁちゃん。
ごめんなさい。
………………………嫌いにならないで…………………。」

突然、ポロポロと涙を溢すかな。

かなの涙………………

どれくらいぶりだ??

俺と付き合うようになって、あれ程泣いていた彼女の目からは……

涙が溢れなくなった。

『あの観覧車でした、約束のお陰かなぁ?
はぁちゃんが、離れる不安がないから………
笑顔しか出ない。』

それが、彼女の口癖になった。

…………………それなのに。

今俺は……涙を溢させて

『嫌われる』と不安を抱かせてる。

俺は、何がしたいんだ?

一番近くで支えると誓ったのに………。

俺を一番に考えてくれなかったと………拗ねるとは。

なんちゅうガキだ!
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