その支配は悪魔の果実
見据えた先
仕事の合間、休日を利用してせっせと不動産屋に足しげく通ったおかげで、ようやく好条件の部屋が見つかった。
契約も支払いもスムーズに事なき終えて、あとは寺川さんへ伝えるだけ。
引っ越し日も決まった段階で寺川さんに話すつもりでいた。
「楓さん、これはどういうことですか?」
引っ越しの見積書が寺川さんに見つかってしまった。
見積書を手にした私に、帰宅したばかりの寺川さんの視線が突き刺さる。
別に隠していたわけでもないのに、、、
予想だにしない展開でバレてしまうのは、些か頭がいたい。
契約も支払いもスムーズに事なき終えて、あとは寺川さんへ伝えるだけ。
引っ越し日も決まった段階で寺川さんに話すつもりでいた。
「楓さん、これはどういうことですか?」
引っ越しの見積書が寺川さんに見つかってしまった。
見積書を手にした私に、帰宅したばかりの寺川さんの視線が突き刺さる。
別に隠していたわけでもないのに、、、
予想だにしない展開でバレてしまうのは、些か頭がいたい。