その支配は悪魔の果実

一体誰がなんの目的で、私に近付いて来たかは分からない。

分からないけど、、、

なんか、落ち着いたら段々と腹が立ってきた。

「あの、社長、、、」

「なんだ？大丈夫だ。俺がなんとかする」

「じゃないでしょーがー！！なんで！私が！あなたのせいでこんな目に遭わなきゃないのよ！近付くな？痛い目だ？ふざけないでよ。人を勝手に巻き込んで、尾行されて、脅されて、大丈夫？なんとかする？当たり前でしょ。全部、あなたの責任なんですから！私に何かあったら地の果てまで追い回して八つ裂きにしてやるわ！」



あ、、、

しまった、、、

ここ、お店だった。



「ブーッ、わははははー。楓ちゃん、サイコー！！」

え？

ちょっと、なんでみんな笑ってんの？

私、さっき怖い思いしたんですけど、、、

しんみりしてた空気が一変した。