【全巻完結】愛は惜しみなく与う①
そして朔が大きな声をだすと
廊下から足音がした。え?誰?でも泉の反応で相手が誰か分かった



盗み聞きなんてあかんって分かってる。でもちょっと嬉しくて…でも素直になれへんし、起きたくないねん


「馬鹿げてるのは、女1人に、チームを動かすことだ。でも、チームの誰かのために、チームを動かすことは馬鹿じゃない!!!!当たり前のことだ!」


そう言う朔は、泉にワガママを言えと言う
残りの3人もそーだそーだと…

なんてええチームなんやろか
泣けてくるわ
泉もやけど、こんな慕われる総長の下につけるチームのみんなはもっと幸せやな


もう涙とまらへん



「杏をどんな手を使ってでも救ってやりたい。笑ってれるように守りたい」



ありがとう

会って数日のこんな素性も知れへんあたしに

そんなこと思ってくれてありがとう

こーゆう気持ちはいったいなんて言うんやろうか


あったかくてくすぐったい


烈火を知りたいと思った





「なら、もうやる事は決まってるな。なんとしてでも、杏を烈火に引きずりこめよ。」




………はぁ?
< 117 / 425 >

この作品をシェア

pagetop