【全巻完結】愛は惜しみなく与う①
「お、お前!破廉恥か!!!!」
「なによ!見えへんやん!」
「見えるか見えないかの瀬戸際がエロいんだよ?」
慧が、俺は好きだけど〜と呑気に言う
んーー膝上まであるし、大丈夫やと思うんやけど、うるさいしズボン履くか。
家に泊めたってんにゃし、あたしの格好くらい口出さんといてほしいわ
暑いのに仕方なくズボンを履き戻る
それでよし、なんて泉は言っているが…
もうなんでもええし、そのゲーム終わってくれへんかな?
明日も自分達が喧嘩するくせに、ゲーム内でも喧嘩をしている。
ヤクザゲームのようだ。
「もうええ時間やしゲームやめて風呂入ったら?」
あたしの言葉も全員がスルーする。
無視かいな……
5人に近づきコンセントごと引っこ抜く
パッと暗くなった画面に騒ぎ出す朔と響
「お前!!!やっと難しかったステージクリアできたのに、何してくれんだ!」
「そーだそーだ!時間かかったのに!」
やいやいきゃんきゃん…
「うるさいねん!!!」
シーーーーン