【全巻完結】愛は惜しみなく与う①
何にしようか悩みに悩みまくった結果

泉の顔が浮かんだから、ビターテイストのケーキを考えた。


甘いの嫌い言われたら元も子もないし、マドリカには甘いスイーツが多いから、そういうのもあったらどうかと思って考えてみた


泉と新は甘いものが嫌いらしく、あたしらがジュース飲んでる時はコーヒーを飲んでいる。


コーヒーね…

そこから考え出したんや!新作を!!


早く店長達に食べて欲しい


キッチンに篭り、作ってみる。うーん。少し形があれやけど、味はうまく行った気がする


「店長!みてー!たべて!」


新聞を読んでる店長を呼びつける


「お!できたか!良い香りがするじゃねーか」

「せやろ?コーヒーつかったケーキ作ってみましたーー!!」


ジャーンと店長の前に皿を持ってくる

皿をクルクル回転させてじーっとみた後はフォークを入れてくれた
香りを嗅いでひとくち!!


「どー?」


あいつらがうるさい中でも頑張って考えてん。せめて、美味しいって言われたい



「うん!うめぇ!」

「やったーーーー!」
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