【全巻完結】愛は惜しみなく与う①

携帯をよく見ると、バイトが終わって1時間は鬼電だったけど、そこからは何もかかってきてなかった。

まぁ1時間の間に50件だから…なかなかやけど


泉は電話しないのか、ぽちぽちと携帯を触るだけ


今日は土曜。学校はないし楽チンや

なーんて思ってたら物凄い音がして、玄関のドアが開いた



「なんでお前らここにいるんだよ!」



「朔!?」


朔?じゃねーよ!と頭を殴られる。いたいな!手加減しなよ!


「お前ら帰ってこないし、電話も出ないし、GPSみたら、まさかのここだし!新には朝になるまで行くなって言われるし!」


何やってたんだよ!と少しお怒り


「……相談?」


泉は朔をみて、首をかしげる

俺に聞くなよ!そう言って俺もスープ!と言い椅子に座ってしまった。
まぁ心配してたみたいやし一応2人で謝る


泉は昨日のことは誰にも言わない。そう言ってくれた



東堂財閥と聞くと、態度を変える人が多い。それに気を使わせたくないし。
あんまり言いたくない


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