【全巻完結】愛は惜しみなく与う①
拉致
結局、志木には全てをもう少し待ってくれと言われた。
スコーピオンのことも、東堂のことも。
次の日には母上は朝にあたしを起こしにきて、仕事に行くから今日から海外に立つと。
弱々しい姿から激変し、イキイキとした母上は、あたしを抱きしめて朝イチで空港へ向かった
よかった
今日は話さなくて済んだ
落ち着いたままアッチ帰れる
「杏様?久しぶりなんで、母さんの料理でも食べますか?」
「え、嬉しい!みのりさんの料理世界一美味しい!」
あたしが料理が好きになったのは育ての親で、志木の実母である、みのりさんのおかげだ
彼女の作るご飯やお菓子やケーキは、最高に美味しかった。
ほんとあたしの自慢のお母さんだ
「みのりさん!あたし、みのりさんの煮物食べたい!」
「杏ちゃん…煮物って渋いわね」
もっと女の子なんだから洒落たもの食べなきゃ。そう言ったが、みのりさんは嬉しそうに煮物の準備をしてくれている
やった!こっち戻って幸せを感じれる
思ったより早く帰れそうやし、泉にでもLINEしておこうかな
スコーピオンのことも、東堂のことも。
次の日には母上は朝にあたしを起こしにきて、仕事に行くから今日から海外に立つと。
弱々しい姿から激変し、イキイキとした母上は、あたしを抱きしめて朝イチで空港へ向かった
よかった
今日は話さなくて済んだ
落ち着いたままアッチ帰れる
「杏様?久しぶりなんで、母さんの料理でも食べますか?」
「え、嬉しい!みのりさんの料理世界一美味しい!」
あたしが料理が好きになったのは育ての親で、志木の実母である、みのりさんのおかげだ
彼女の作るご飯やお菓子やケーキは、最高に美味しかった。
ほんとあたしの自慢のお母さんだ
「みのりさん!あたし、みのりさんの煮物食べたい!」
「杏ちゃん…煮物って渋いわね」
もっと女の子なんだから洒落たもの食べなきゃ。そう言ったが、みのりさんは嬉しそうに煮物の準備をしてくれている
やった!こっち戻って幸せを感じれる
思ったより早く帰れそうやし、泉にでもLINEしておこうかな