【全巻完結】愛は惜しみなく与う①
新幹線のホームで泉に再び電話するが出ない…
代わりに新から電話が
『すみません、杏。帰省中にドタバタさせて』
「大丈夫!あと少ししたら新幹線乗れるし、とりあえず現状聞こうと思って連絡した」
『泉はまた携帯を持たずに出かけて…すみませんね』
おお…学習せーへんな!!
『桃って言う女は、全く口を割らず、悪くないもんの一点張りでして…何かしたのは分かってるんですが。これ以上はききだせなくて』
そらそうやな。烈火はそんか手荒な事するチームではないし。
「あたしがついたら、しばいてでも口割らせるわ」
ま、あたしは女やし違うけどな!
『とりあえず、こっちも拉致だ!訴えるって喚くもんですから、一旦帰しました。その後を泉が追っています』
ほー!場所とかもわかりそうやな
時間がきたので新幹線に乗る
慧…大丈夫かな
スコーピオンじゃないといいねんけど。最近あかんことが立て続けに起こるから、スコーピオンの気がしてならない
「早よついて…」