【全巻完結】愛は惜しみなく与う①
慧はもう大丈夫だよ、と笑っていた

ふむ…
楼帝と烈火が仲がいいというのは本当みたいだね。先程のヤバイ空気は無くなった

詳しく聞くと、池田は楼帝に入りたくて、頼みこんできたらしい。
仮加入みたいな感じの状態だったらしいが、こんなことになるとは。そう言っていた

池田ってほんま頭悪い

結局2人して関西へ帰るらしい。それがええわ。


「てゆうか、ほんとに女の子が入ったんだね」


そして突然話はあたしの話に…

総長は近づきあたしの前に手を出した


「俺は楼帝の総長の、葵っていうんだ!よろしくね」


差し出された手を取り、自己紹介しようとしたら、泉に手首を掴まれて阻止される
ん?と見ると、とても嫌そうな顔をしていた

なんちゅー顔してんねん


「触るな。馬鹿がうつる」


……え?


「ひどいよー!泉。馬鹿なんかじゃないよ?女の子いいなー。めちゃいい匂いするし、可愛いし、可愛いし、可愛いし!」


はい?
匂いと言った瞬間後ろからも、朔と響に腕を引かれて葵から遠ざけられる


可愛いって3回ゆうたな?変なやつ
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