【全巻完結】愛は惜しみなく与う①
結局話が弾んでしまい、幹部メンバーだけで少し話すことになった。あたしも居てもいいと言われた

「楼帝は、幹部少ないな?」

「去年でメインが卒業しちゃってね。新しい子達も入ったけど、まだまだでさ」


うちは、泉が総長で幹部が4人
楼帝は、葵が総長で、副総長が雅。そして幹部が太郎らしい

あたしも実力は幹部くらいあるから、そう思うとやっぱり楼帝の戦力は少ない


「だからさ?うちに来ない?」

「はー?あたしか?」


うんうんと笑顔で葵は頷く。


「あたしは烈火が好きやし入った。烈火じゃなければ、チームなんて入らへん」


そう。別にあたしはチームに入りたい訳ではない。烈火やから、一緒にいたいと思ったんや


あたしの返答を聞いて皆んなは満足そうにドヤ顔している。もうちょっと控えてくれへんかな?その顔

まぁええわ


「新ぁ〜?あの女、本当に強いの?」


太郎ちゃんは新にくっつく。さっき太郎って呼び捨てしたら、物凄く怒られた。ちゃん付けで呼ばなきゃコロスって言われた…

オカマこぇぇええ!
< 296 / 425 >

この作品をシェア

pagetop