【全巻完結】愛は惜しみなく与う①
大きな拾い物
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新しい街に来て2週間が経つ。
ようやく部屋も片付け終わり、この部屋で過ごすあたしもぎこちなさは減ってきた。
この街に着いてすぐ、あたしはバイトを始めた。
「杏ちゃん!8番さんにケーキセットお願い」
「はい!お待たせしました。本日のケーキセットです。」
そう。ケーキ屋さんでバイトを始めた。
甘いものって幸せになれるから、あたしは昔から大好きや
「お嬢ちゃん新人さんかい?」
「そーなんです。これからも宜しくお願いしますね」
常連のおじさまが声をかけてくれる。
「ん?関西弁か?イントネーションが違うな」
「あれ?やっぱりバレます?標準語話そうと思うんですけどね、なんかポロっと関西弁でてもーてるんですよ」
この関東の都会では、関西弁は珍しいのか、あらゆる人に関西人だとバレるもんだから、標準語を意識して話している。
でも
「やっぱ標準語むずかしいわ」
京都訛りもはいった、あたしの関西弁は、どうも強いみたいで、全然馴染んでくれない。
ま、この街にいたら、いずれあたしも標準語話せるようになるかな
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新しい街に来て2週間が経つ。
ようやく部屋も片付け終わり、この部屋で過ごすあたしもぎこちなさは減ってきた。
この街に着いてすぐ、あたしはバイトを始めた。
「杏ちゃん!8番さんにケーキセットお願い」
「はい!お待たせしました。本日のケーキセットです。」
そう。ケーキ屋さんでバイトを始めた。
甘いものって幸せになれるから、あたしは昔から大好きや
「お嬢ちゃん新人さんかい?」
「そーなんです。これからも宜しくお願いしますね」
常連のおじさまが声をかけてくれる。
「ん?関西弁か?イントネーションが違うな」
「あれ?やっぱりバレます?標準語話そうと思うんですけどね、なんかポロっと関西弁でてもーてるんですよ」
この関東の都会では、関西弁は珍しいのか、あらゆる人に関西人だとバレるもんだから、標準語を意識して話している。
でも
「やっぱ標準語むずかしいわ」
京都訛りもはいった、あたしの関西弁は、どうも強いみたいで、全然馴染んでくれない。
ま、この街にいたら、いずれあたしも標準語話せるようになるかな