【全巻完結】愛は惜しみなく与う①

「喧嘩だけじゃなくて、毎年先生が考える、新種目があるんだよ」


喧嘩は最後の見せ場でそれまでに、細かい競技があるようだ。競技と言えるものでもなさそうだけど


「去年は、先生が考えた奴が、腕相撲と百ます計算だったよ!」


慧は笑顔で教えてくれたがツッコミどころあるやろ!百ます計算ってなんや!あの百ますを計算して埋めるやつか?いや、そのままやないかーい

え?そんなんも競技なんや



「今年はなんだろね」

「やっぱ力を使うやつがいいよな」


なんや分からんけど、楽しそうで何より
やるとなれば、あたしも負けず嫌いやし本気でやるつもり!


「毎年他校の人達が紛れ込んで喧嘩をふっかけてくるので、学園祭中も注意はしてくださいよ」


いつもの事ですが。そう新はいった

なんだか、そちらがメインになりそうな予感


新競技にいたっては、当日発表らしい。その場で何するか聞いて、誰が代表でやるかを決めるらしい


まぁ平等やな


「お前も、身体鍛えとけよ!」

「誰にゆうてんねん!そんなん必要ないわ」


あたしの北蓮見での行事デビューや!
< 304 / 425 >

この作品をシェア

pagetop