【全巻完結】愛は惜しみなく与う①

教室を見渡すと珍しく全員席に座っている。
そこに担任の神田先生がくる

出席率をみて涙を流しながら喜んでいた


苦労してるんやな…


「えーーみんなが来てくれて嬉しいぞ!今年も先生は烈火に賭けるから、みんな宜しくな!」


……はぁ?
賭けるってゆうた?


「当たり前よ!全財産でも掛けやがれ!」


賞金は先生たちの賭け金らしい…えげつない学校やな。理事長逮捕されても、文句言えへんで…


「そんなこんなで、学園祭委員長をきめる!誰かやらないか?」


おお…少し学校っぽくなってきた
神田先生は、黒板に学園祭委員長と書き、指名制か挙手制どっちにするー?とそれっぽいことを言っている

学園祭かー

楽しみのような、なんか怖いような…




「俺と杏でやるわ」



へ?

何が?


「んー?泉がやるのか?珍しい。学園祭、雪でも降るんじゃないか?」



…泉!?なにゆうてんの!?絶対面倒やん!


「そーです!泉さんと杏さんそんな面倒くさい役やらせるくらいなら、俺たちがやりますから!」


そーだそーだ!
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