【全巻完結】愛は惜しみなく与う①
手加減したのか男たちは倒れていないが、覚えてろよ!とよく聞くセリフを吐いて逃げていった
「覚えとくー」
そうゆるく返事をした杏さんは、何事もなかったかのように、マンションへたどり着いた
……疲れた
泉さんに電話電話
あったことを報告すると、おばあちゃんの所で、電話越しにでも笑ってるのを感じた。
そのあと肩をぶつかってきた男たちと、黒蛇の話をしたら、少し怒っていたが無事ならいい。そう言って俺に御礼を言い電話を切った
泉さんは、無表情だ
基本
怒ってる時はすごく分かりやすい。
なんか黒色のモヤモヤしたオーラが身体から出ているから
ただ笑うことは少ない
レアだった
けど最近よく笑う。杏さんの感情豊かなあの感じが、泉さんに移ったのかもそれない
それでも2人は付き合ってないと言う
不思議だ
俺は杏さんみたいな強くて頼もしい女の子とは付き合えない
少しするとLINEが届く
画面を見ると杏さんだ
『 尾行へたすぎワロタ(´^д^`) 』
ほらね。なんでもお見通しだもん
-----