【全巻完結】愛は惜しみなく与う①
今日は動きやすいように、みんなバイクだ。
あたしは泉の後ろに乗せてもらう
あたしもこっちでバイク買おうかな?でもあたし、別に暴走族な訳でもないしな?
ふつうにバイクは好きやけど
そして北蓮見に近づくにつれて、驚きで開いた口が一生塞がらなかった
「なんでこんな人おるん?」
今まで見たことないくらい、北蓮見の正門に人が集まり、学校の中にも人だらけ
7割女の子 3割ヤンキー
みたいな配分
女の子多すぎやろ!やば!
きゃーきゃーと普段北蓮見からは聞こえない甲高い声が聞こえる
「みてーーー!烈火よーーー!」
ぎやぁぁああああ
もはや雄叫びやん
バレた!そう朔は言って裏回るぞ!と言いバイクを転回させる
そらあんな正門から通ってられへん。揉みくちゃにされて、あたし殺される!!
女の子の集団を引き剥がし、裏門にバイクを止める。ここは先生しか通れないから安心
「北蓮見の学園祭、こんな人気なんやな」
聞いてたけど、聞いてた10倍はえらいことになってた